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16/4/24 クレーメルのバッハ無伴奏(旧録音)を見直した

クレーメルのバッハ無伴奏(旧録音)を見直した

土曜日は東京にてレッスン。お仕事の都合でお休みになられた方もおられましたが、7コマと多くの方にお越し頂きました。お越し頂いた皆様有難うございました(ココナッツオイルの流行全然知りませんでした。教えて頂いた皆様有難うございます(^^)←浮世離れした世間知らずです)。

レッスンとは別にサイトをご覧の方からメールで興味深いご質問を頂きました。ヴェンゲーロフとレーピンのデュオの動画でこの曲名は?というものでした。「わたしは知らない」旨メールでお送りしましたが、誰かご存じの方いらっしゃいます?ご存じの方がいらっしゃいましたら教えて頂ければと思います。

金曜日に出かけたシャコンヌさんの展示会で思うことがあって、バッハの無伴奏のCDをあれこれ聴き返した。その中で長年お蔵入りしていたクレーメルの旧録音(1980年録音)が改めて聴いてみたらすごい名演奏と気づいた。このディスクは名盤とされるが、かつて聴いた時に唐突に思えるアクセントや間などが変に感じ「何これ?」と思ったし、習っていた故玉置先生も「どうして音楽の自然な流れを壊すのだろうね」とおっしゃっていて、やはりそう聴こえるよなと思った。

名演奏に聴けた原因はオーディオ機器にあると気がついた。なかなか自宅の機材でゆっくり聴くことができないのだが、上記クレーメルのCDをダリのスピーカー+ラックスマンのCDプレイヤー+マッキントッシュのアンプで聴くと、違和感なく聴けて名演奏、レッスン室のボーズのスピーカー+ティアックのCDプレイヤー+エレキットの真空管アンプで聴くと、変な演奏に感じる。でも、クレーメルの新録音は印象が逆転して、ダリで聴くと違和感があった(ヒラリー・ハーンのバッハもダリでは変だったが、ボーズでは素晴らしい。善し悪しではなく、そういう風にミキシングされているのだろう)。

わたしはそれほどオーディオに凝っているわけではないが、少しのニュアンスの変化を求めてオーディオに凝る方の気持ちを理解したし、長年お蔵入りしていたディスクの良さに気づくことが出来たのは嬉しいこと。その反面、他の方に音源をお勧めする難しさも感じた。iphoneとヘッドホンで聴く名演奏が本当の名演奏とは限らない。更には実演ではそれほどでもなくても録音では素晴らしい演奏と、その逆に実演は素晴らしいけれども録音ではそれほどでもない演奏もあるのだから。ただ、わたしは録音より実演の素晴らしい演奏家を聴きたいなと思う。

 



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