ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

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16/4/9 高松と小豆島〜小豆島は素敵なところでした

お休みを頂きご迷惑をおかけ致しております。香川県にて休養を頂いておりました。特に小豆島はとても良いところで、多くの気づきと充電ができたようにも思えます。長くなりますがよろしければどうぞご覧下さい。

高松と小豆島〜小豆島は素敵なところでした

岡山まで新幹線で西へ西へ。西は空気の色がやわらかいし、岡山近くになったら急に空の色が明るくなった。空気の変化や景色の色の変化を楽しむのは旅の醍醐味。

岡山から特急しおかぜに乗って瀬戸大橋(わくわく)を通って丸亀駅へ。

瀬戸大橋通過中(最後尾の車両にて、窓にへばりついている男の子状態)

丸亀城の日本一高い石垣ともされるそびえ立つ石垣:素晴らしい石垣(天守は小振りでしたが)
丸亀の城下町には古い建物が多く残っていました。

丸亀駅から電車で30分ほど乗って高松駅へ

高松駅:いささか自虐的な駅名表示。
「うどん県」のアピールは駅名から文具、フェリーの座席まであちこちで徹底していました。

わたしは高松市を地方都市と思っていてナメていた。他の地方都市では見たことのないような驚くほど近代的な建物にあふれていました。

高松駅の駅舎:近代的かつファニーです。

とてもモダンな高松の商店街(高松丸亀町商店街):
商店街の再開発問題に関して全国的に注目を集めているのだそうです

他にも高松港の建物など近代的建物が多く、よくある地方都市の風景とは一線を画してこれはすごいと思わされた。

昼ご飯にはもちろんうどんを。携帯と比較しても結構量が多かった
(高松中央郵便局近くの植田というお店です)

うどんを食べて高松城へ。高松城は水城。昔は完全に海に面していたそうで、お堀にはタイやフグが泳いでいました。

高松城お堀の鯛(黒鯛?)。普通はお堀には鯉がいることが多いのですが鯛がいるのは初めて。

この日は高松市丸亀町の近代的なビジネスホテルにて宿泊。翌朝5時半に起床して徒歩にて栗林公園へ。栗林公園は水戸偕楽園、金沢兼六園、岡山後楽園の三名園にも勝るともされた庭園。ミシュランガイドでも「わざわざ訪れる価値のある場所」となっているそう。

栗林公園の箱松(外から見ると箱状になった松)。これ以外にも絶景が多数。

栗林公園は庭園として本当に素晴らしかった。「ここに松が生えていたらな」と思うところに松が生えていて、「池に橋があったらな」と思うところに橋があっての理想的景色。私の印象でもこれまで訪れたことのある庭園の中でも間違いなくベスト。

栗林公園を出た後、徒歩で高松駅近くまで行きレンタカーを借りる。

ホンダS660!

ミッドシップDOHCターボのオープン2シーターと男の子の(オジサンの?)好きなスペックの軽自動車。しかもマニュアル車を借りられた。エンジンが高回転型で楽な車ではなかったし、オープンカーのためエンジン音で嫁さんとの会話は成り立たないし、さらには荷物は全くといって良いほど載らない、借りた車はシフトが入りにくく引っかかり気味だった。でも、座席の後ろからターボ車特有のエンジン音が聞こえて気分が盛り上がり、ミッドシップ車ならではの山道を走っても思い通りに曲がるのが楽しかった。

この車に乗って、さぬきうどんの発祥地の綾川町、ため池の風景、五色台(瀬戸内海が展望できました)などを巡る。

綾川町の道の駅「滝宮・うどん会館」にて、オリーブ肉うどんとさぬきうどんアイス(「純こってり」と「超こってり」:うどん、出汁、いりこ入り)。ここのうどんは美味(出汁はすき焼きのような甘いものでした)。アイスにはうどんが本当にそのまま入っていました(^^;。

夕方にレンタカーを返却し、高松港からフェリーにて小豆島の土庄港へ。ごま油(かどやのごま油です!)の香りを嗅ぎながら歩いて周辺を散策。レッスンにお越しになっていて現在お休み中の方(小豆島出身の方)から情報を頂いたので参考にさせて頂きながら巡る(Tさん情報有難うございました!)

土庄港近くの印象的な風景。自分の中で想像していた瀬戸内海の島の景色

世界一狭い海峡を渡り(長さ9メートルほど)

土庄郵便局のアート〜歴代お正月の切手が建物に貼ってあった
(3年に一度開催の瀬戸内国際芸術祭2016の開催中だったのです)

この日は普通の旅館に宿泊。翌朝から雨。予定していた車のレンタルを断念して、レンタカーのホンダフィットで小豆島を巡る。

大坂城石垣石切丁場跡。大阪城の石垣に使う巨石がゴロゴロと(中には17mのものも)。石のミシン目は石を割るためのくさびを打ち込む孔。石を割って巨石を船に積んで大阪まで運ぶ景色を想像できるような、400年前で時間が止まったような史跡だった。

小豆島は醤油造りも盛ん。醤油造りの場所では醤油の香りが立ちこめて、写真は醤油工場から蒸気の出ているところ。一徳庵にて醤油ソフトクリームともろみソフトクリームも食す。醤油ソフトが特に感動的な美味さ。

上記、小豆島出身のTさんのご両親のお勧めという日本料理店「島活」。写真は島活コース1,300円。期待していた瀬戸内の味で本当においしかったです。その後、このお店の近くのエンジェルロードにも、更に少し山を登って中山へ

中山の棚田の景色。雨の日ならでの絶景!近くに素麺を造っているところもありました。

長い長い年月をかけて(南北朝時代からだそうです。700年前!)実用のためにできた景色。必然性によって成り立つ造形は美しいもの。ここに稲が育つ景色もぜひ見てみたい。

下から見上げるとこんな感じ。「瀬戸の花嫁」の歌詞の「段々畑」を連想した。

その後、おしゃれなカフェ(オリーブカフェ忠左衛門というところ)でオリーブロールケーキやオリーブ茶、デコポンジュースを頂き、土地のスーパーに立ち寄った。

旅行の際は素泊まりにして、地元のスーパーでその土地ならではのものを買ってみることが多い。小豆島は素麺の名産地だがそこで見つけたカップそうめん。スーパーのおばあちゃんも「これはおいしい」と言っておられました。「どこから」「東京から」「遠いところを」(おばあちゃんは小豆島の言葉で)などと会話がはずんだのも旅の醍醐味。悪天候でしたが、美しい夕焼けも何とか見ることが出来ました。

スーパーで購入したカップそうめん。スーパーのおばあちゃんも絶賛の品
(東京有楽町の香川・徳島アンテナショップにあったかも)

翌朝の朝ご飯、上記カップそうめん。海藻たっぷり(乾燥の「増えるわかめ」そのままの感じです)でとてもおいしかったし、汁もカップラーメンなどと違って健全な味で身体も温まりました。

道の駅「ふるさと村」にて前日に借りることのかなわなかったレンタカーを借りる。

日産モビリティ!ゼロエミッションの電気自動車(フランスのルノー製)。前日に借りられなかったのは隙間多数で雨が入ってくるから(^^;。ドアの窓はビニール製。前後に2人乗りです。

走りはちょっと頑張らなければならないし(電気モーターは強力なトルクが出るので、安全上マイルドなセッティングになっているのだそうです)、快適装備は何も無いけれど、そこが楽しかったし(かつて学生の頃乗っていたホンダトゥディを思わせました)、極端に非力だったわけでも乗りにくくもなかった。駐車場で止まった時に「写真撮らせて下さい」と注目を集めてしまった。未来的な見栄を張らないライフスタイルがステータスに感じられるような車だった。

この車をレンタルしている「小豆島ふるさと村」の方から、小豆島は電気自動車の実証実験の地域で、ガソリンスタンドなど大規模施設が不要な自動車の必然性を伺った。確かに、20世紀的な大量消費ではなく、地産地消、可能なら個人レベルで生活が成り立つ世の中が望まれるのだろうと思える。

体験してみて、これが普及したらどんなに素敵な事か、これが未来志向なんだと思わされました(横浜の日産ショールームでも乗れます。ご興味があればぜひ。未来が体験できます)

神浦の島の家(公民館のようなところ)でそうめんと、きんかんジュース、だいだいジュースを頂き。

電気自動車を借りた小豆島ふるさと村で大変に美味なそうめんとひしお丼を食す。写真は1.5人前のもの。そうめんもつゆもとてもおいしく、これぞ小豆島のそうめん!ここで食したすももソフトクリームもしっかりすももの味がして美味。

ふるさと村の方に車(日産リーフ:これも電気自動車です!)でオリーブ園まで送って頂いて、そこからバスで坂手港へ。港の近くを散策したらとても良い感じの路地が数多く。

坂手港付近にも素敵な路地がたくさんありました。

坂手港からジャンボフェリーに乗って神戸港へ、そこから神戸から新幹線で東へ。神戸は陸では行ったことがあるのだけれども船からは初めて。憧れの神戸の港へが実現した。

憧れの船からの神戸港(^^)。絵葉書のような写真が撮れました。

小豆島はとても素敵なところでした。多くの方に親切にして頂いたし、食べ物はおいしかったし、空気もゆるやかで、ゆっくりしていた。そして、食べ物から電気自動車まで「豊かな生活とはどんな事なのか」と、我々音楽を仕事をする人が真剣に考えなければならない問題のひとつのあり方を気づかされました。また是非行きたいと思います。

 



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