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明後日7月1日0時より9月分の予約が開始になります。よろしければどうぞご利用下さい。毎度の事ながら宣伝めいていて心苦しく思いますが、「忘れていた」と伺う事も多いものでご案内させて頂きました。9月は第4週の連休に合わせてわたしもお休みを頂きたいと思います。ご不便ご迷惑をおかけ致しますがどうぞご容赦下さい。
土曜日は東京にて8コマ、日曜日は愛知にて9コマのレッスン。今回月曜日にギタリストの先生とのリハーサルもあるためヴァイオリンとギターを持って新幹線に。新幹線の網棚にギターとヴァイオリンを並べて置くと、広いスペースを占めてプチ背徳行為気分(^^;(新幹線N700はほとんど揺れないため、ヴァイオリンも網棚に置いてしまいます。足下よりむしろ安全であるし)。
お越しの方から伺ったお話。レンタルしているヴァイオリンのケースが臭うというお話。
ヴァイオリンを持った事のない方には想像も付かないかとも思うが、ヴァイオリンは少なからずくさいもの。新しい楽器はニスや木材の匂い、オールドヴァイオリンになるとタバコ臭、カビ臭さ、ホコリ臭さ、それから何だかよく分からない外国人の匂い(多分香水の匂い)がすることが少なくない(夢を壊すようで申し訳ありません)。
わたしの古いヴァイオリンも購入の当初は音を出して楽器が振動する毎にその匂いが出てきた。ひとによってはとても気になると思うが、逆にわたしが最初にオールドヴァイオリンを弾いた時は「これがオールドか!」とその匂いに感動したもので今でもその変な匂いは覚えている(^^;。一年二年も弾いていると匂いが抜けきるのか気にならなくなるが、弓を替えると別のところが振動するためか復活する事がある。
ケースに関してはしばらく風を通したり日光に当てたりすると匂いが少なくなる事があるが、これもかなりしつこく臭うもの。
古いギターも同じようにくさい。でも古道具の匂いというのは道具の経てきた歴史を物語る事でもあり、タバコ臭や香水臭のただよう楽器というのはオーナーにとって身近な存在だったのだなとも思わされる。昔のひとの息づかいをロマンと捉えるか、使用感ある気持ちの悪いものと捉えるかではあるが(^^;。