ホーム >
帰りに名古屋駅の新幹線待合室でNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」を放映していた。赤坂ツインタワー解体について採り上げられていて「えー!」と思った。十数年も前のことだが、かつて赤坂ツインタワーで働いていたので、そうか無くなってしまうのかあと。
日曜日・月曜日は愛知にてレッスン。両日とも9コマずつ18コマの満員大御礼です。月曜日は雪が降り、悪天候の中お越し頂き大変恐縮です。わたしも帰れるか心配でしたが、無事東京にその日のうちに帰ることができました。帰ることができなければ翌日は大阪のギター屋さんに寄ろうかと思っていたりして・・・(^^;。
先日、お越し頂いた方とのお話の中で、「ヴァイオリンに関して何を目指しているのか?」とご質問を頂いた。非常に鋭いご質問だと思った。「音程の改善」や「より音楽的に弾けるようになりたい」というのはもちろんあるが、言葉にはしにくいのだが「空間にぽこーんと浮かぶ響き渡る音をいつも出せるようにしたい」と言うのが、現在の目標。
初めてその音が出た時は「うわー!」と思った。音が楽器から出ているのではなく、空間に独立して浮かび上がって、周りの人の耳を引くような音(実際、その場にいた人はみんな振り向いた)。音だけで音楽になり得るのだなと思った瞬間だった。
ごくまれにそういう音が出る時があるのだが、それがなぜ出るのか、どうやったらいつでも出せるのかが分からない。弓と楽器の振動がうまくシンクロした時に出る感じというか何というか。わたし自身の目標は今のところそんなことを思っております。