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水曜・木曜は東京にてレッスン。水曜日は朝9時から臨時レッスンをやっておりました。また、木曜日は9コマと大変多くの方にお越し頂きました。寒く雨の中お越し頂いた皆様有難うございました。
現在玄関にサイトで紹介中のデルジェスのでっかい本を置いております。
よろしければどうぞご覧下さい。
今回も音程の改善についていろんな方にお話しさせて頂いた。「音程が良くない」と言うひとつの事に関しても、根本的な原因は多岐にわたる。
左肘の角度を直すことで解決することもあるし(E線ローポジションで上ずる時など)、頭の中で音を鳴らして-冗談めかして「気合いで」と説明することもある。相当強く頭の中の音を鳴らすための方略です。当然気合いだけでは音程は取れません-とすると解決する場合(一気に高い音になる場合など)もある。親指の位置を意識することで解決すること(オクターブの重音で合わない場合など)も、押さえる力加減で解決する場合(12が上がり34が下がる場合など)もある。
でも、上記のことを全部やれば良いというわけでもない。ありとあらゆる可能性を考えて常に大量の薬を投与する医者が良いわけでも、何でも葛根湯を飲みなさいという「葛根湯医」が名医とも限らない(解釈としてヤブ医者とも名医とも言われます。どうでもいいけど、わたしには葛根湯が最上の薬の一つ(^^;)。
そこが教えることの難しさと思う。原理原則を伝えるだけでも場当たり的な対処法だけでもなく、教えすぎても教えなさすぎてもいけない。「現在の問題が根本的にどこにあってその解決には何をするべきか」を伝え、更にはそれが実際に成果につながることまでできて、教えると言うことなのだろう。
わたしとしても必ずしも思うようにはいかないのですが、お話しさせて頂いていることがお役に立っていればと。
片付けだ整理だと言っておきながらちゃんとお買い物もしております(^^)。ひと月ほど前のことで、ようやく整備も概ね済んで使えるようになった。1900年製のMartin 0-21。百年以上前のギターです。
とても良い音かつ値引き交渉したら予想外に安くなったので買ってしまった。小型のギターなのに響く低音が出るし、もちろんオールドならではの高音を持つ。音量もかなり大きく豊か。幸せになれるギターの音色。
来週末から弦楽器フェアだし、さまざまな楽器店の展示会もあるし、サンライズオークションもやっているし、欲しいものが出てきたらどうしよう(^^♪←いい加減にしなさい。