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3月11日は東日本大震災の日から3年。今もふるさとに戻ることのできない方々、ふるさとを失ってしまった方、それから心の傷が癒えていない方に心よりお見舞い申し上げます。
あの時の事はそれぞれの方と同じようにわたしも鮮明に覚えている。そして、しばらくの間、積極的に物事を進めようとする意欲が無くなってしまい、少し元気が出てきても緊急地震速報が鳴り余震が起こる度に意欲が萎えてしまっていた。
3年経っても、地震の不安は消えていない。夜に不安になって寝室にヴァイオリンケースを持ってくることも少なくない(不安の対象がヴァイオリンなのは、やはりわたしはヴァイオリニスト。「何があってもヴァイオリンは守るべし」と教え込まれたから。その教えのためかヴィオラを持ってくることは無い(^^;←ヴィオリストさんごめんなさい)。
特に地震の後、自分が死ぬ時に後悔の無いようにと言う思いが強くなった。「あれも、これもしておけば良かった」と後悔したくはないから、日々せめて一歩は前に進むことを実行するようにしている。思うだけなら簡単だが、実行はなかなか難しいし、思うように実行できないことがほとんどではある。それでも、昨日よりは新しい経験ができているように。昨日よりは多くを知っているように。
確かな明日があるとは限らない。無常について思う日にしたい。