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今朝のNHKラジオで知ったこと。2月21日は夏目漱石が文部省から授与された文学博士号を辞退した日なんだそうだ。事前の予告なく一方的に与える権威主義に憤りを感じたという事らしい。何てロックな人生!いろいろあったのだろうが素晴らしい!(^^)
水曜・木曜はレッスン。今週はかなり余裕があり、6コマ+7コマとなった。お越し頂いた皆様有難うございました。まだまだ寒いですが、予報されていたような大雪にならなくて良かったです(^^)。体調を崩された方はどうぞお大事に。
余裕があったので、自分自身が抱えている技術的・音楽的な問題の攻略法を考える。
レッスンではしばしば練習の方法についてお話しさせて頂く。大まかなことはこのサイトや書籍にも書いていることではあるが、レッスンでは具体的に「この箇所はこうやって練習するとできるようになる」といった攻略法をお話している。大抵の問題については攻略法があるし、それこそがレッスンの意味と思っている。精神主義的な単なる「練習しろ」は最悪の指導法だろう。
「なるべく少ない練習で、なるべく短期間で上達したい」という気持ちが多くの方にとって率直なところだと思う。わたしだってそれができればいいなと思う。でも実際には「魔法」は存在せず、常識的な切り崩し方をするのが最大の「魔法」なのだろう。
わたしの場合、ヴァイオリンではない他の楽器をいじっていたり、他の楽器についての文章から気がつくことが多い。音楽をやる上で共通のことだから他の楽器でも同様の問題が生じ解決が考えられるのだろう。ヴァイオリン以上によく考えられていたり常識的・実践的と思う事も少なくない。
ぜひ体当たりで形だけの練習するのではなく、常識的なやり方で攻略法を組み立てて練習なさって頂きたいと思う。別の言い方をすれば「演奏の設計」をすると言うこと。わたしも先生にしょっちゅうご指導頂いていることではありますが・・・。