ヴァイオリンがわかる!

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3Dの音

水曜日・木曜日は東京にてレッスン。水曜日は大雪予報が出ていて、お休みになられた方もおられたけれども、結果的に大雪にはならずよかったです。今回も多くの方にお越し頂き有難うございました。

「良い楽器の音」と「良い演奏の音」とは共通点が多くあると思う。聴き手として聴いた時に、音が自分の手元まで伝わってきて、自分の事になるということ。他人事ではなく、当事者になることができるということ。すなわち、立体映像の3Dと同じ事が音で生じる。今回レッスンで、そんなお話をさせて頂いたりもした。

音響の上での立体映像と言うと、ステレオの事かと思われるかもしれないが、それとは少し違うように思える。SPレコードを良い再生装置(蓄音機:当然モノラル)で聴くと、本当に演奏者がそこにいるように思えたので、ステレオでの擬似立体とは違う。良い楽器も良い弓も、音を立体にしてくれる。広い周波数帯で振動するからと理屈は分かっても、なぜ立体感が出てくるのかは不思議ではある。

観覧者・閲覧者が当事者になれること。噺家の名人にせよ、お能の名人にせよ、絵画の名画にせよ、だから尊いのだろう。


トルテとペカット

上の記事に関連して。ふと、F.X.トルテがストラディヴァリに合い、ドミニク・ペカットがグァルネリ・デル・ジェスに合うと言われる理由について合点がいったように思えた。

以下、何を言っているのか分からなくて良いです。

トルテとペカットでは設計思想が違うように思える。感覚的にはトルテは時空を回転させるように震わせ、ペカットはストレートな震わせ方をするように思える。リュポやユーリなどもトルテと似た印象。また、アンリなどはペカットに近い印象。叩いた響きの縦横差や、スティックの削り方からもそういう特性を持つように思える。

で、その特性が、比較的膨らみが多く板厚の薄いストラドの特性と、膨らみが少なく板厚の厚いグァルネリにそれぞれマッチするのだろうかと何となくイメージができた。トルテでグァルネリを弾くとストラドのような音が出て、ペカットでストラドを弾くとグァルネリのような音が出るといった話も、それで説明がつくように思える。

経験則でしかないが、楽器と弓の相性や、弓の選択の仕方、持っている弓をどう弾いたら生かせるかなど、さまざまな命題に解決をする手助けになりそう。楽器と弓の物理的特性をうまく整えることに尽きるのだろうと。

 



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