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金曜日は楽器の勉強をさせて頂きに新幹線に乗って出かける。
今回から新幹線の公衆無線LANを使えるように申し込んだ。2日にアップしたHPの記事は新幹線からFTP転送したもの。これで公衆無線LANが使える場所なら全国どこでも仕事ができるようになったのですごく嬉しい(少しは休めよと思わなくはないけど、現在の仕事量をこなすにはこれが最適)
使用する材料の善し悪しや、図鑑に掲載されている楽器を見せて頂いたり、また強烈な楽器や弓を弾かせて頂いたりと今回も多くの発見をさせて頂いた。また、オールド名器の分数楽器を弾かせて頂いたのも強烈な体験。1/8か1/6サイズくらいの楽器なのだけれども堂々とした音が出た。きちんと作られた楽器なら、分数でも素晴らしい音が出るのだなと。
オールド楽器は古いから良いのではない。材料の選択から作り方まですべてがきちんとやってあったからこそ良い音が出る。きちんと作られた楽器は新作でも素晴らしい音が出るし。演奏でも、小手先のような技術ではなく、きちんと音符通りのボーイングができていて、正しい姿勢であればかなり良い音が出る。
チェリストのフルニエは「どうやったらあなたのように上手く弾けるのですか?」と問われて。「楽譜通り弾くように努力しています」と答えたという。蓋し名言。当たり前のことを当たり前にやること。難しいけれども。
土曜日の朝、レッスンの前に染井霊園に花見に行く。満開(^^)。先日書いたように、駒込はソメイヨシノの発祥の地とされており、本家・元祖ソメイヨシノの花。
花見客も歩いて通るひとのみ。カラオケも出店もなく、桜の匂いを感じ取ることができる。
美しき日本の風景。「日本人」がどんどん少なくなっていると感じる中、こんなところに日本は残っている。ここ駒込界隈には商店街にも風景にも絶滅間近の「日本」が残っている。
土曜日・日曜日は東京にて教える方のレッスン。今回、体調を崩された方などお休みが比較的多かったのだけれども、それでも各々7コマずつ。多くの方にお越し下さり感謝です。
ここのところ働きづめで、疲れが限界まで来ている中でのレッスンになってしまった。頑張ってやっていたつもりだけれども、お役に立てただろうか。
左手の指について。左手の指は、「指先でしっかり押さえる」わけではない。よく、指の皮が固くならないといけない、タコができないといけないと言われることがある。けれども、私はそれは間違っていると考えている。わたしの手はタコもないし、指先はそんなに固くなっているわけでもない。アコースティックギターを弾くから固くなっている面はあるものの、指はほぼプニョプニョ。
ヴァイオリンのような擦弦楽器は、そんなに強い力で押さえなくても、また指先で押さえなくても充分に音が出るし、むしろ、響きのある音になる。よく国内で言われることと真っ向から対立するけれども、名演奏家たちの発言や映像を見るとどう見ても立てて押さえてはいないし、それほど力も入っていないと思う。
考え方はいろいろで良いと思うのだけれども、わたしはヴァイオリンをはじめとする歴史ある楽器は強い力で弾くものではないと思う。