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火曜日はレッスンを受けに目黒区へ。アルペジオーネソナタの続き。
ゆったり弾くことについて多くご指導頂く。ヴィオラはチェロ寄りにと。また、ヴィブラートでの表情の付け方、必要な部分にだけヴィブラートを入れるようにとご指導頂く。
何となくヴィブラートを入れてしまうのだけれども、確かにどこにでもトリルを入れるのはおかしなことで、必要な箇所にだけ入れるものと思う。ヴィブラートも同じと思う。でも、どこに入れて、どこをなくすのかは研究課題。
また、表現についても歌ということと、自然さを多く指摘される。ボーイングについても、自然な無理のないボーイングについてご指導頂く。
「自然さ」「無理のなさ」。自然って何だろうと考え込んでしまう。一生の課題です。
午後、嫁さんと国立博物館へ長谷川等伯展を見に行く。長谷川等伯は1600年頃の天才画家と言われる人物。豊臣秀吉に気に入られた画家。
わたしは展覧会は順序を変えて見ることが多い。開催側の意図とは異なるかもしれないけれども、年代順に並んでいるものの場合は最後の方が良い作品が多いから。今回も晩年のものから見る。
最晩年のものはこれ「松林図」↓(Wikipediaより引用)。はー、とため息が出る自然さ、美しさ。
眼福でした(^^)。肖像画も良いけれども、風景画が非常に美しい。迷いなく一筆で書いたような感じで、天才とは名品とはこういうものなんだと思わせられた。
長谷川等伯は知る人ぞ知る存在と思っていたが、平日の昼間なのに非常に多くのお客さんが来場していて驚く。NHKで放映していたらしいから、そのせいかな?
非常におすすめです。京都の国立博物館でも4月5月にやるようなので西の方もぜひ。