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金曜日。新幹線に乗って楽器の勉強をさせて頂きにでかける。
今回の驚き。弓の毛の張りは「良い音のする加減」。けれども、適切な張りはその弓で弾く楽器によって異なること。これまで、弓の張り加減は便宜上「スティックの幅と同じだけ」をお話しし、また、スティックが「好ましい振動」をする加減と考えていた。
それはそれで間違ってはいないと思うのだけれども、弓と楽器と両者の関係でうまく鳴る張り加減ということは気づかなかった。同じ弓でもある楽器では強めに張った方が良いし、別の楽器では弱めの方が良い。それを実際に弾きながら体験させて頂いた。
そうなると弓の選び方は非常に難しいことになる。楽器と適切な張り加減とが整って、弓の実力が出るのだから。「良い弓ってどんな弓?」にも関わるので大問題。
その他、楽器の鳴らし方について、楽器が鳴ると言うことについて、楽器の見方について、音楽について、今回も多くのことを学ばせて頂いた。何も言葉で教えてもらうのだけではなく、その場にいて、いろいろな様子を見せて頂き、「気づかせて」頂いたこと全てが勉強と思っている。
帰りの新幹線。沿線火災の影響で大幅に遅れていました(@_@)。どうせ東京到着は相当時分遅れるだろうからあきらめて現地で宿泊。土曜日のレッスンは早朝の新幹線で出勤だ(^0^)/
というわけで、早朝の新幹線に乗って東京に戻ってきました。「列車ホテル(経験有りです)」ではあまり寝られないし疲れるので宿泊して正解でした(^^)。東京へ戻ってきて、と思ったら土曜日10時からの方が体調を崩されてお休みになってしまった。どうぞお大事になさって早い回復を願っております。
今回、日曜日は以前からお越しの方が多かった。以前からお越しの方は、音色にも楽器の鳴らし方にもそれほど心配することなく聴くことができる。ここまで来るには、紆余曲折あったわけだけれども、皆さんがそれぞれ良い音になってきているのは嬉しい限り。
他所で10年かかることを5年でできればいいなと思う。