ヴァイオリンがわかる!

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レッスン(教える方)

水曜・木曜は教える方のレッスン。水曜は9コマ、木曜は5コマと多くの方にお越し下さり感謝です。

今回初めてお越し下さった方。はじめてヴァイオリンを弾くとのことだったが、体格の良い男性の方で、見たところ身長も180cm以上。手も厚みがあり、がっちりタイプ。いわば外国人の体型に近いかなと思った。

わたしの楽器のご利用希望の方だったため、胴体360mmの大きめの楽器をお使い頂いた(小柄な方には349mmの方をお使いいただくことが多い)。

で、はじめてなのに極めて良い音を出す。弓もまっすぐに動くし、弦への圧力もほぼ適切。音程も素晴らしく良い。もちろん、体型だけでなくこれまでの音楽的素養の上ということは分かるのだけれども、最初からこれだけ弾けるのは驚いた。

やはりヴァイオリンは外国人の体型に合わせてできている楽器なのだなあと。小さい方が無理をして大きな楽器を使用するのは良いことではないのだなあと思う。

非常に才能のある方と言える。才能をツブしてしまわないように気をつけなければ。

 


 

プレーンガット弦

プレーンガット弦が届いた。

現代のヴァイオリン弦はガットやナイロンなどの合成繊維にアルミや銀、金が巻いてあるものが普通。また、E線は芯まで金属でできている弦が通常。それに対してプレーンガット弦はガット(羊などの腸)だけで金属は巻いていない(G線には巻いてある)。これは昔使われていた弦で、現代ではバロック楽器に主に使用される。

ハイフェッツが「裸のガット弦」を使用したと言われるし、プレーンガットだと弾き方や、ポジション移動の考え方が違うとも言われる。一度ぜひ試してみたかった。

で、興味のあった業者からたまたまご案内のメールを頂いたので、いい機会と思って1セット購入してみた。ヴァイオリン@ウェブさんの掲示板によく書き込みのあるTORO社というところのもの。

まず張るのが勝手が違う。現代の弦のようにループエンドやボールエンドになっていないため、結んでから使用する。特にE線が大変で3度切ってしまった。ここは予想以上の切れやすさ。扱いの問題かとは思いつつ(アジャスターをつけたままが良くなかった)少なからず腹が立った。これが話に聞く伝説のすぐ切れるE線か。

テールピース近くで切れて長さに余裕があったため、切れてもどうにか張って、音を出す(うまく張れるまで1時間もかかりました)。あえてA=415HzのバロックピッチではなくA=442Hzで。

バロックヴァイオリンの音がする。予想以上に音量はあるし、響き渡る乾いた音。ちょうど、新作楽器とオールドとの違いのようなものか。とりあえず新作の30万円ヴァイオリンに張ったが、オールドの方に張ってみたいと思わせる。

バロック弓を扱うように、軽く軽く弦に当てるととてもよく響く。わたし自身は比較的弓の圧力を軽く弾くのを好むが、それでもしばしば「強い!」と弦が悲鳴を上げる。

左手のタッチもかなり違う。ガットの上にニスのようなものが塗ってあるためその作用かもしれない。巻線と違い、シフティングの際に弦に指が引っ掛かるため、少し慣れるとシフティングが非常に楽。ポルタメントも自然にかかり、大昔の録音そっくりの音が出る。

音程はまだ不安定だが、予想以上ではなくオリーブと変わらない。数日待ってみることにする。

弦として非常に興味深いし、うまくバランスが取れれば(ちょっとD線が違和感のある音がする)ナイロンでは得られない音が出るはず。きょうびの新素材弦より遥かに人間的な音が出るので、選択肢のひとつになりうる。E線は現代的にはちょっと実用的ではないかもしれないが、ADG線なら充分に実用的とも思う。

しばらくうちの楽器張っておくので、レッスンの際にでもよろしければお試しになって下さい。



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